編み物の水通し(みずとおし)の重要性とは?知っていますか?
あなたは、水通しの重要性をご存知ですか?
「編み終わってこれから水通し!」とか「洗ったあとが楽しみ。」なんて声をSNSでも見かけたりしませんか?
水通しは、編み物の作品を素敵に仕上げる鍵となります。
編み物に使う糸は、糸がつくられる過程で染料や油分を含んでいることが多いです。
これらの染料や油分を洗い流すため、出来上がった編み物を必ず水通しするようにしましょう。
水通しを行うことで、素敵な作品が使用中に色あせることなく、編み目も均一に保つことができます。
また、編み物の出来上がりサイズを確認する工程ともいえるのです。
編み物をする際には、この「水通し」の重要性を忘れずに!!
きれいで均一な仕上がりにするため、この大切なステップを確認してみましょう。
編み物の水通しとは何ですか?
編み物の水通しとは、出来上がった編み物の糸を水で洗う工程のことを指します。
この工程は、作品のクオリティを向上させるために非常に重要。
水通しによって、糸に付着している余分な染料や油分を取り除くことができます。
また、糸の状態を整えることで、編み物の仕上がりがより美しく、均一に仕上がるのです。
また、糸の伸縮性やしなやかさがアップします。
編み物のプロジェクトが出来上がると、嬉しくてそのまますぐに使いたくなりますが、最後少しの辛抱をして、水通しまでしっかりと行いましょう。
水通しをすることによって、完成した作品がより長持ちし、使い込むほどに風合いが増してさらに素敵になります。
編み物の水通しの重要性
編み物の水通しが、重要である理由はいくつかあります。
まず、糸に含まれる染料や油分や化学物質を取り除くことができるという点。
なかには、化学物質が糸に残っていて肌に刺激を与えたり、アレルギー反応を引き起こす可能性もあるため、肌に直接触れるアイテムを作る際にはより注意が必要です。
水通しを行うことで、こうしたリスクを減らすこともできます。
次に、水通しは編み物の色持ちをよくする効果があります。
特に、濃い色の糸を使用する場合、洗濯や使用中に色移りが起こってしまう心配もありますよね。
水通しを行うことで、染料が糸に定着しやすくなり、色あせや色移りを防ぐことができます。
また、水通しによって編み目が均一になることもメリットですね。
編んでいるときに、糸のテンション(糸をひっぱる強さ)を一定に保つことが重要ですが、水通しを行うことで、糸の伸縮性が上がり、編み目が整いやすくなります。
この3つの点からも、水通しをすることで編み物の完成度が高まり、長く素敵なまま使うことができるのです。
編み物の水通しの方法
水通しの方法は、使用する糸の種類や目的によって若干異なりますが、基本的な必要なものと手順(5つのステップ)は、次のとおりです。
必要なもの
- スチームアイロン
- 洗面器やタライ
- 中性洗剤
- 柔軟剤 ※必ずではないです
- たっぷりのお湯
- 洗濯機 ※脱水時に使用します
蒸気をしっかり当てることで、毛糸がリラックスしてくれてその後の工程を受け入れてくれます。
温度は約30~40度のぬるま湯を目安にしましょう。
熱すぎると糸を痛めてしまうことがあるので、注意が必要です。
洗剤なしで水通しを行うこともできますが、特に汚れが目立つ糸や工業糸の場合はやさしい洗剤を少量加えましょう。
洗剤は、必ず中性洗剤を選び、糸を痛めないように気をつけて!
水通しを行うとき、糸をやさしく扱うことが大切です。
糸を水に浸したら、軽く押し洗いをし、30分〜1時間浸しておきます。
もし、柔軟剤を使用する場合はすすいだ後に浸透させましょう。
洗濯ネットに入れて30秒ほど脱水。もし、手で絞るなら部分的に伸びてしまわないよう注意が必要です。
タオルに挟んで水気を吸い取る方法もおすすめ。
最後に、陰干しをすることで、糸を傷めずに乾燥させることができます。
ブロッキングを行う際は、形を整えてから乾燥させましょう!!
編み物の水通しの効果
水通しを行うことで得られる効果は多いのです。
まず、最もわかりやすい効果は、糸の風合いがぐっと良くなること。
水通しをすることによって、糸が柔らかくなり、編み地の手触りが良くなります。
特に、ウールやアルパカなどの天然素材は、しなやかさが増し、より心地よい仕上がりとなります。
また、スワッチも水通しをしてサイズを測ることも重要です。
スワッチを水通しすることで、洗濯後の縮みや伸びを予測しやすくなります。
これにより、作品が完成した後にサイズが変わってしまうリスクを減らすことができます。
特に、衣服や大きなアイテムを作る際には、非常に重要ですね。
さらに、水通しを行うことで、糸の色合いが鮮やかになることもあります。
特に、糸に残っている染料を取り除くことで、色がよりはっきりとした印象になります。
結果として、完成品がより魅力的になるのです。
編み物の水通しの注意点
水通しを行うときに、いくつか注意するとよいことがあります。
最初のポイントは、使用する水の温度。
熱すぎると、糸を縮ませてしまったり、傷めたりする原因となるため、必ず適温を守ることが重要です。
特にウールやアクリルなどの素材は温度に敏感なため、ぬるま湯(約30~40度)を使用しましょう。
次に、洗剤の種類です。
必ず中性洗剤を選び、糸を傷めないように注意しましょう。
漂白剤や強力な洗剤を使用することは避け、やさしい成分のものを選ぶことが大切。
また、洗剤を使うときは、適量を守り、多く入れすぎたりしないようにしましょう。
最後は、糸の種類ごとに異なる特性があるということを理解しておきましょう。
例えば、コットンは水通しの際に縮むことがあるため、特に注意が必要です。
使用する糸の特性を把握し、適切な方法で水通しを行うことで、より効果的に仕上げることができます。
編み物の水通しに適した糸の種類
水通しを行う際には、糸の種類によって適切な方法が異なります。
例えば、ウールやアルパカなどの天然素材は、水通しをすることでしなやかさが増し、仕上がりの質がアップします。
これらの素材は、特に化学物質や染料が残りやすいので、必ず水通しを行うようにしましょう。
一方、アクリルやポリエステルなどの合成繊維は、水通しが不要な場合もあります。
しかし、色の定着を良くするためにも行うと良いでしょう。
特に、色合いが鮮やかなアクリル糸は、洗濯時に色移りすることがあるため、事前に水通しを行うことで安心できます。
また、コットン素材も水通しするのがおすすめ。
コットンは洗濯時に縮むことがあります。
事前に水通しをしておくことで、洗濯後のサイズ変化を予測しやすくなります。
これにより、特にセーターや大きなアイテムでサイズ確認が必要なものを作る際には、水通しを忘れないように行いましょう!!
編み物の水通しの便利なツール
水通しを行う際に便利なツールはいくつかあります。
洗剤を計量するためのスプーンやカップも便利アイテムのひとつです。
適量を守ることで、糸を傷めるリスクを減らすことができます。
特に、濃縮洗剤を使用する場合は、適量をしっかりと計ることが大切です。
さらに、陰干しするためのハンガーやネットも用意しておくと良いでしょう。
こうした道具を使うことで、作業がスムーズに進み、より良い作品が出来上がります!!
水通しを行う際には、これらの便利なツールを活用して、作業を効率化させましょう。
まとめ
編み物の水通しは、プロジェクトを成功させるために欠かせないステップです。
糸に含まれる染料や油分、化学物質などを洗い流し、作品の質を向上させることができます。
また、水通しを行うことで、色合いやサイズの安定性が増し、完成品がより美しく仕上がります。
水通しの方法や頻度、注意点を理解し、適切な道具を使うことで、編み物のクオリティは、より良いものに仕上がります。
特に、天然素材の糸を使用する際には、その特性をしっかりと把握し、最適な方法で水通しを行うことが重要です。
今後の編み物をより楽しむために、ぜひ水通しのプロセスを取り入れてみてください。
きれいで均一な仕上がりを実現し、長持ちする作品を作るために、この大切なステップをお見逃しなく。
あなたの編み物プロジェクトが、より素晴らしいものになることを願っています!!
おわりっ。